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多様な性のあり方

2015年に改定されたユネスコ体育・身体活動・スポーツに関する国際憲章および最新のオリンピック憲章では、体育・身体活動・スポーツにおけるより安心・安全(人権的な観点含む)な環境を構築することが提唱され、また、国際オリンピック委員会が採択したアジェンダ2020等、スポーツ界においても「多様な人々が共生する社会」の実現に向けてスポーツの果たす役割が認識されています。本会は、LGBTQ+などのセクシャル・マイノリティの当事者やスポーツ指導者が抱える困難さや課題の実態把握を進めるための調査研究を行うとともに、体育・スポーツにおける「多様な性のあり方」に関する啓発活動を行っています。

啓発ハンドブック
『体育・スポーツにおける多様な性のあり方ガイドライン
    〜 性的指向・性自認(SOGI)に関する理解を深めるために 〜』(2023年8月31日発行)




この啓発ハンドブックは、選手、指導者、ひいてはすべてのスポーツ関係者が、性的指向・性自認(SOGI)などの観点から性の多様性について理解を深めるための参考資料となることをめざして作成されたものです。LGBTQ+の人々の人権を守ることは、誰もが自分らしく身体活動やスポーツをすることができる空間の構築にとって重要です。ハンドブックには、2017年度から2019年度にかけて、公認スポーツ指導者、中央競技団体、都道府県体育・スポーツ協会等へのアンケート調査や、法的根拠に基づく課題の整理、当事者や専門家へのヒアリングを実施し分析を行った研究成果が反映されています。東京2020大会では、公表されたものとしては初めて、トランスジェンダー女性選手が参加し、2021年には国際オリンピック委員会(IOC)がトランスジェンダー選手やDSDs選手の新たな参加枠組みを示すなど、国際スポーツ界では大きな変化が生じています。また、2023年6月には「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」が施行されました。第4版はこれらの変化も踏まえた内容に改訂されています。


ダウンロードはこちら(日本語版・英語版)
To download the guideline (Japanese / English)


※ 冊子(紙媒体)の販売は行っておりません。印刷してご利用ください。

「体育・スポーツにおける多様な性のあり方」研修会



 
LGBTQ+などの性的指向や性自認に関する権利が保障されていない人々への配慮ある身体活動・スポーツ空間をめざし、実態調査にもとづく課題抽出と対策の分析を行うとともに、多様な性のあり方について啓発を行うことを目的としたプロジェクトを設置しています。この度は、体育・スポーツにおける「多様な性のあり方」についてより広く啓発活動を推進することを目的とした研修会を開催します。
 本講習会は【資格更新のための研修】の対象になります(対象とならない資格がございます。開催要項をご確認ください。)一般の方の受講も歓迎します。

参加申込はこちら

「多様な性のあり方」の視点から
スポーツ指導者に求められる指導上の配慮に関する調査

 

 
本調査は、公認スポーツ指導者の皆様に対し、指導現場の現状と課題について調査させていただくことを目的として実施いたしました。ご協力を頂いた皆様には心より感謝申し上げます。 
 

 調査名:スポーツ指導者に求められる指導上の配慮に関する調査
 調査時期:2023年2月6日(月)~3月2日(木)
 調査対象:公益財団法人日本スポーツ協会公認スポーツ指導者
 調査方法:Web調査(Web回答フォームをメールで配信)
 調査結果(速報版):調査結果(速報版)はこちら


「体育・スポーツにおける多様な性のあり方」動画教材




この動画教材は、当協会が発行した「体育・スポーツにおける多様な性のあり方ガイドライン〜 性的指向・性自認(SOGI)に関する理解を深めるために 〜」に基づき、選手、指導者、ひいてはすべてのスポーツ関係者が多様な性のあり方について考え、性的指向・性自認について理解を深め、より広く啓発活動を推進することを目的として制作しました。

○ 導入編

【Prologue】 誰もが自分らしくスポーツを楽しむために
   - 7,000人のJSPO公認スポーツ指導者の声から生まれた教材-
   來田 享子 氏(中京大学)


【Chapter 1】基礎的知識と体育・スポーツ場面での課題
   大勝 志津穂 氏(椙山女学園大学) ※ 動画は旧所属先を表記しています。


【Chapter 2】 競技参加をめぐる国内外のルールと動向① - DSDsを中心に -
   松宮 智生 氏(清和大学)


【Chapter 3】競技参加をめぐる国内外のルールと動向② -トランスジェンダーを中心に-
   藤山 新 氏(東京都立大学)


【Chapter 4】LGBTの人々の 人権の保障
   建石 真公子 氏(法政大学)


【Epilogue】 アスリートの20年後の人生のために
   來田 享子 氏(中京大学)


○ 対談〜多様な性のあり方について考える〜


  高峰 修 氏(明治大学)
    松中 権 氏(グッド・エイジング・エールズ)

      ※  本動画は令和5年10月14日に開催された「体育・スポーツにおける多様な性のあり方」研修会(兵庫県会場)
         にて収録したものです。



○ 「『多様な性のあり方』の視点からスポーツ指導者に
     求められる指導上の配慮に関する調査」研究報告


  大勝 志津穂 氏(椙山女学園大学)


 

教育機関向けポスター(壁新聞)


本会が発行している教育機関向けポスター(壁新聞)のバックナンバーです。『体育・スポーツにおける多様な性のあり方』に関して大切な要素をまとめており、全国の小中学校(特別支援学校含む)および教育委員会へ配布しています。

    
      2023年1月発行号
  「誰もが自分らしくいられるために、
  いろいろな性別があることを知ろう。」
     ダウンロードはこちら
 
 
 
 



 


 
当協会では、LGBTなどの性的指向や性自認に関する権利が保障されていない人々への配慮ある身体活動・スポーツ空間をめざし、実態調査にもとづく課題抽出と対策の分析を行うとともに、多様な性のあり方について啓発を行うことを目的としたプロジェクトを設置しています。この度は、体育・スポーツにおける「多様な性のあり方」についてより広く啓発活動を推進することを目的とした研修会を開催します。


 
当協会では、LGBTなどの性的指向や性自認に関する権利が保障されていない人々への配慮ある身体活動・スポーツ空間をめざし、実態調査にもとづく課題抽出と対策の分析を行うとともに、多様な性のあり方について啓発を行うことを目的としたプロジェクトを設置しています。この度は、体育・スポーツにおける「多様な性のあり方」についてより広く啓発活動を推進することを目的とした研修会を開催します。